【シーズン8最終2206達成構築】SUIKUN MUNG-FU JAROZARDON(フーディン軸)
シーズン8お疲れ様でした。素催眠ゲンガーを筆頭に色々と話題の多かった今シーズンですが、インフレの波に自分も乗っかることができてなんとか2200の大台に到達することが出来ました。純粋に嬉しいです(^^)
最終&最高レートが2206で、最終順位は55位でした。
(ここでパチパチ)
2200ちょっとの人が多すぎるのであと一回潜ればいいのに...と思う方も多いでしょうが(というか自分も最初はそう思っていました)、溶かすのがあまりに怖くて潜れません。DSをそっと閉じました。
最終的にパーティが確定してからは100戦もしてないと思います。1900くらいからみるみるレートが上がって、今まで自分が作った構築の中でもかなり使いやすい方だと感じていました。最後の50戦の勝敗を確認してみましたが、38勝12敗(勝率76%)と高レート帯でも安定した勝率を保つことができ、自信の持てる構築になりました。
持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | |
フーディン | フーディナイト | サイコキネシス | アンコール | 金縛り | 守る |
スイクン | 食べ残し | 熱湯 | 瞑想 | 身代わり | 守る |
マンムー | 突撃チョッキ | 氷柱針 | 地震 | 氷の礫 | 叩き落とす |
リザードン | リザードナイトY | 火炎放射 | ソーラービーム | 目覚めるパワー(氷) | 身代わり |
ジャローダ | ラムの実 | リーフストーム | 蛇睨み | リフレクター | 挑発 |
ギルガルド | 風船 | シャドークロー | 聖なる剣 | 影打ち | 剣の舞 |
ASIAN KUNG-FU GENERATION好きを露骨にアピールできる構築名を思いついた時は天才かと思いました
ギルガルドが入ってない?まあ待て
【採用経緯】
今シーズンは自分の使ったこと無いポケモンをとにかく色々試してみました。XYの頃からいつかは使ってみたいと思っていたメガフーディンもその中の1匹でした。現環境に合っていたからかもしれませんが、自分にとって思っていた以上に使いやすかったのでここから周りを固めていきました。
フーディンは非常に特殊な動きをするポケモンなので、メガ枠1つは心細く感じます。そこでフーディンにとって重たいギルガルド,クチートなどの鋼に強いメガリザードンYを2番目に採用。メガ枠以外にもこれらのポケモンに厚くしたかったので幅広い範囲に対応可能なスイクンを続けて採用。ここまで電気の一貫があり、現環境に多い化身ボルトに極端に弱いため、対電気枠としてチョッキマンムーを採用。
また減ってきてはいるものの対策を怠ってはならないキノガッサに対する駒として、ジャローダを採用。蛇睨みという強力な補助技のお陰でスカーフ持ちを誘いやすいフーディンとの相性もよく感じたためや、起点作り要員2枠目でもあります。
最後の枠ですが、ここまでのポケモンを見るとトリル展開からのヘラクロスが誰も止められないことが分かります。そこでヘラクロスのメインウエポンを受け切る事ができる風船ギルガルドを採用。飛行とドラゴンの一貫消しにも役立ちました。
【構築全体のポイント】
①シーズン7の構築 がかなり運要素の強いパーティだったので、「ただの運ゲーマンじゃん!」と思われるのが嫌でした。そのため運要素を極力排除しました。(命中不安技、混乱技、回避技等を使用しない)
②同様の理由でとにかく安定した立ち回りが可能なパーティを心がけました。具体的には守るや身代わり、相手の行動を縛るアンコール金縛り挑発などの積極採用です。フーディンはこの点においても自分にしっくりくるポケモンでした。
【個別解説】
フーディン@フーディナイト
特性:マジックガード→トレース
性格:臆病
努力値:H100 B244 C12 D12 S140
実数値:143-×-96-157-117-173 (メガ前)
実数値:143-×-116-197-117-206 (メガ後)
・サイコキネシス ・かなしばり
・アンコール ・まもる
性格・努力値調整
S:最速135族抜き
もっとSに振ればスカーフ意地ランド等も抜けるようになりますが、逆に言えば型判別ができなくなります。多くのスカーフポケモンはスイクンが相手にできるので対応範囲から切りました。
H:16n-1 B:ほぼぶっぱ B<D(メガ後,ダウンロード対策)
無振りだと相手のポケモンの悪足掻きで意外とダメージが入ってしまいます。きっとヒゲを引っ張られているのでしょう。よってB方面にかなり厚くしました。ぶっぱするとDL対策できなくなるので244振り。
Cは振っても振らなくても確定数の変わるポケモンが少ないので余りしか振りませんでした。エスパー等倍のポケモンはだいたいサイキネで確2です。
例:無振りガブリアスに対して94~114(52.4~62.2%),Cぶっぱしても109~130(59.5~71%)
技構成・立ち回り
基本的には守る→アンコールor金縛り→金縛りorアンコールの順で相手を悪足掻きに持ち込みます。よってサイキネ1ウエポンですが、悪ポケにもダメージを与えられたりします。なので僕はサイキネ・悪足掻きの2ウエポンだと思っています。フーディンというポケモンをよく知らない人だと身代わりを貼ったりなど勝手にプレミしてくれるので、常に相手の行動を1回見てから立ち回りを判断するという点において、レートの低い方とのマッチングも比較的安心であったことはかなり大きいと思います。
また、対面構築の増加もフーディンにとって追い風でした。前述のように悪足掻きに持ち込みやすいので流し性能が高いですが、裏のポケモンがサイキネ2耐えしないことも多く、3タテもちょくちょくありました。
ちなみにこのポケモンを使っていたお陰なのか素催眠ゲンガーには滅多に遭遇しなかったので、本当に流行ってたの?という印象でした。マジックガードが生きた場面はほとんどなかったので、特性はポリ2意識でシンクロとかもいいかなと思います。
役割対象
ゲンガー,フシギバナ,ライボルト,クレッフィ,ヒードラン,格闘ポケ,受けポケ等
スイクン@食べ残し
特性:プレッシャー
性格:図太い
努力値:H236 B252 S20
実数値:205-×-183-110-135-108 (理想個体の場合)
・ねっとう ・めいそう
・みがわり ・まもる
性格・努力値調整
ラッキーの地球投げを身代わりが確定耐えする必要があることからH204以上は確定,環境トップメタのガルーラ,役割対象であるバシャーモに対して対面性能を損ないたくなかったのでBぶっぱ,同族のクレセリアに上から状態異常を撒かれることを避けるために多少Sに割きました。ガルの捨て身もバシャの飛び膝もBを1削っただけで乱数が動くので、BからではなくHから削っています。Sにほとんど振っていないことや吠えるを搭載していないという点で、相手のスイクンは役割対象外です。
技構成・立ち回り
今の環境では地雷枠と呼べるでしょう。Sにはほとんど振っていないですが、技構成はいわゆるノイクンです。5世代環境を知らないので強さの比較が出来ずなんとも言えないですが。フーディンが作った起点から身代わり瞑想を積み始めます。
もう圧倒的に強かったです。このポケモンのお陰でここまで来れたと断言できます。スイクン対策として水ロトムやジャローダが多かったですが、水ロトムは拘りアイテム持ちの増加により、守るによる拘りロックをすることでマンムーに引くか引かないかの択が安定しました。対ジャローダはリフスト1ウエポンの増加から、身代わりを貼った状態から対面できれば守る→後攻身代わりを繰り返すことで簡単にPP切れが狙えます。プレッシャーは強特性だと実感しました。
また熱湯火傷によるスリップダメージ稼ぎ,ミミロップやバシャーモの飛び膝透かしなど攻撃技としての守るの印象も強かったです。
さらに特筆したいのは、メガリザードンYによる日照りとのアンチシナジーのカバーです。守る身代わりによってターン数の操作が容易なので、日照り状態を終えてから熱湯を打つ,リザYを受け出すなどの立ち回りができ便利でした。
また、ピクシーやオニゴーリ,クレッフィ等の害悪と呼ばれるポケモンがいても安心できるのはかなりの強みです。数的有利な状況であれば、PP枯らしやTODによる確実な勝ち筋が生まれます。こういう状況に追い込めば降参を貰うことが多かったです。
役割対象
強物理アタッカー,クレセリア,オニゴーリ,ナットレイ,ピクシー,ギルガルド等
アタッカーも受けポケも害悪ポケも役割対象になるとか強すぎます
マンムー@突撃チョッキ
特性:厚い脂肪
性格:意地っ張り
努力値:A156 D236 S116
実数値:185-187-100-×-110-115
・つららばり ・はたきおとす
・じしん ・こおりのつぶて
性格・努力値調整
S8の序盤から考察を重ねていたADチョッキマンムー。もともと厚い脂肪なのに更にチョッキを着せられているので、相当汗だくなことでしょう。この体型となるとチョッキも特注品か
調整は前回の単体考察記事から配分を少し変えています。D方面に厚すぎたのとHに振る意味が特になかった事からH無振りとし、スイクンを抜いておきたいと思う場面が多かったことからそのラインまでSに割きました。凍風採用のスイクンはS113が多いと判断してここまで振っています。Aの実数値を変化させても仮想敵に対する確定数がずれることが少ないので、調整が難しいポケモンだと感じています。
※被ダメ参考
臆病C252振り珠持ち化身ボルトの気合玉 127~151(68.6~81.6%) 確定2発
図太いC無振り化身ボルトの気合玉 80~96(43.2~51.8%) 低乱数2発(9.8%)
技構成・立ち回り
以前は地雷枠かと思っていましたが段々メジャーな型になってきた印象です。相手のパーティに化身ボルトがいても安心できるのは本当に大きいです。よく化身ボルトに対する駒としてヒートロトムやライコウが採用されたりしますが、マンムーのいいところは化身ボルトが突っ張ってくることにあると思います。ドヤ顔で打ってくる草結び,気合玉を耐えて氷柱針で反撃し倒しきることができれば、裏のスイクンがかなり動きやすくなります。相手のパーティによってはマンムーバックが安定するスイクン等とも組まれている場合があるので、交換を読む場合は叩き落とすを打てば良いでしょう。ちなみに先発で対面した場合はタスキ警戒されるので大体引かれます。
今回は運要素を少なくするという自分の中のコンセプトがあったことから叩き落とすを採用していますが、叩きの対象がスイクン,ポリ2くらいだったので、当てる自信があれば地割れも選択肢かと思います。(※追記:ロトムも叩きの対象でした)
また特殊受け枠としてだけではなく、パーティ全体的に足りていない火力を先制技で補えるのも強みでした。
役割対象
化身ボルトロス,ライコウ,ライボルト,DLポリゴン2,サンダー,ウルガモス,氷抜群ポケ等
・・・書くの疲れました。きゅうけい Do(´ー` ) コーヒータイム
リザードン@リザードナイトY
特性:猛火→日照り
性格:臆病
努力値:H28 C188 D36 S252 (B偶のめざ氷個体,4余り)
実数値:157-×-98-153-110-167 (メガ前)
実数値:157-×-98-203-140-167 (メガ後)
・かえんほうしゃ ・ソーラービーム
・めざめるパワー ・みがわり
性格・努力値調整
メガ前のマンダに上を取れるよう最速
HD方面:
日照り状態におけるC4振りスイクンの熱湯ダメ乱数
32,36,36,36,36,36,36,36,38,38,38,38,38,38,38,42
を見ると身代わりHPを39にする以外ありえないwww (信者ではない)
余りC
ASマンダをめざパで最低乱数以外1発
技構成・立ち回り
有利対面におけるガブバック読みめざパ等はリスクが高いので、身代わりを併用すると立ち回りが安定します。スイクン対面もほとんどが熱湯から入るのでメガ進化して身代わりをすれば、ミラーコートによる事故も防ぐことができます。
パーティにドラゴンがいない上にスイクンと組ませているためか、よくXを想定した立ち回りをされ、ギルガルドの居座りとかも多々ありました。XかYかの判断のためかクレッフィは大体身代わりから入るので、こっちも身代わりから入ることがあります。メガ進化するとAの種族値が上がってしまいイカサマで身代わりが壊れるのでメガ進化せず放射、その後メガ進化からの放射でクレッフィを処理できます。よい子はちゃんと電磁波警戒しましょう。
またHを削られた状態でクチートと対面すると、ほとんどのクチートは不意打ちを選択してきました。リザYはフルアタ型も多いことや、最高打点が不意打ちであることが理由かと思います。よって身代わりは高確率で成功し、数多くのクチートを葬りました。
化身ボルトと対面すると、リザードンの耐性からマンムーバック読み気合玉,草結びを選択しにくいです。よってマンムーバックを比較的安定させることが出来ます。
対ウルガモス等、火炎放射の火力不足感が否めないので、命中不安を気にしないなら大文字の方が良いかと思います。でも外すリスクと釣り合ってない気も...。
役割対象
水ポケ,ドラン以外の鋼ポケ,氷4倍ポケ,炎等倍ポケ
ジャローダ@ラムの実
特性:天邪鬼
性格:臆病
努力値:H68 B28 C124 D36 S252
実数値:159-×-119-111-120-181
・リーフストーム ・へびにらみ
・リフレクター ・ちょうはつ
性格・努力値調整
メガ前ゲンガーや同族に対して上から蛇睨みを打てるよう最速
H:16n-1
HB方面:リフレクター時メガバシャーモのフレアドライブを確定耐え
B<D(ダウンロード対策)
残りC
技構成・立ち回り
なにかと便利枠。唯一の命中不安技採用でもあるので、運負け枠でもあります;;
マンダの登場やグロ捨て身ガルでクレセが突破可能なことを背景にクレセの数が減少したため、ガルーラが単体で入っているパーティも多くなりました。それにより三日月の舞による復活を気にする必要がなくなったため、現環境は状態異常を撒けばガルーラの処理がしやすいと感じています。よってガルーラに対してはリフレクター→蛇睨み,バシャに対しても守るターンにリフレクターを貼れば蛇睨みの仕事ができます。素直にスイクンに引いても良いでしょう。基本的には2つ以上の仕事をして散っていくのがほとんどです。リフストはやることがなく暇な時にしか打ちません。蛇睨みで相手が痺れたあととか。
痺れた分だけ強くなれるよ~♪アスファルトに咲く草のように~♪
ご清聴ありがとうございました。
フーディンが苦手なスカーフ枠を止めるためにも蛇睨みは有用でした。挑発はウルガモス対面で舞われないように搭載しました。これにより受けルにも強くなります。ラムとのシナジーの悪さも感じますが、ラムは電磁波等を打たれてから2回目の電磁波に対して挑発したり、欠伸ループから抜け出すためであったり、熱湯火傷を恐れずスイクンに後出し出来たりして事故を防ぐことができます。必須というわけではないのでゴツゴツメットなんかもありかと思います。ゴツメにすればグロパンガルーラに強くなりますね。持ち物は要検討です。
一度でも天邪鬼ジャローダにアッキを持たせてみた同志を僕は探しています。
役割対象
カバルドン,ガブリアス,スイクン,水ロトム,ガルーラ,ポリゴン2,クレセリア等
分かりやすい解説
見せポケ
役割
個別解説は以上になります。
【選出】
選出パターン
①スイクン+マンムー+メガ枠 これがほとんど
②スイクン+ジャローダ+メガ枠 これはたまに
③スイクン+ジャローダ+マンムー 対受けルとか。ごくまれ
選出率(体感)
スイクン:100%
マンムー:85%
リザードン:60%
フーディン:40%
ジャローダ:15%
ギルガルド:俺はバトルボックスを守る・・・!
【まとめ】
この構築の辛いポケモンとしてリザードンが挙げられます。XもYもどっちも辛いです。どっちもよく誘うので、型判別がしにくい点も辛いです。おにつら
あとこの型のスイクンは眠れないので、毒まもドランも相手にしたくありません。フーディンに対して有効打のないポケモンとは言え、少し重く感じました。
それ以外で辛いなあと思うポケモンはパッとは出てきません。苦手なパーティが少なかったのも扱いやすさMAXでした。改善するとしたら...どう考えてもあいつですね。
今期は素催眠とか威張るとか影分身とかいろんな運ゲー要素が大流行でしたが、ほとんど運ゲー要素のないパーティでここまで来れてとても嬉しいです。ガルーラゲンガーボルトみたいな上位の構築によく入っていたポケモンもいないので多少マイナー感もありますし。(フーディン過去最高レート??)
ガーチョンプが入っていないのはちょっと残念。
あと僕のシーズン7のパーティとTNをパクって潜っていたのが誰なのか気になりまくっています。たいよろツイートちょくちょく来て困惑していました。名乗り出なさい^^
シーズン9は、先日わりと妥協したライコウを厳選(?)したので使ってみようかと思っています!
非常に長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
質問等あればコメントとかTwitter(@Garchomp_bot)まで。
ではでは、シーズン9も頑張りましょう( ^^)/~~