【第31回シングル厨3位構築】続・鬼火バシャ展開 爪研ぎメガメタグロス軸
【第31回シングル厨 戦績】
1次予選 8-0 (ギルガルドブロック1位抜け)
2次予選 4-1 (Cブロック1位?抜け)
決勝リーグ 勝ち → 勝ち → 負け
3位決定戦 勝ち → 3位 (216人中)
全体としては15勝2敗という戦績になりました。
【S11中盤シングルレート戦績】
数百試合 数百勝 数百敗
ちょっと盛っている
最高レート2073 (08/30時点)
2000反復横跳びマン
【使用PT】
まずはシングル厨に参加された皆さんお疲れ様でした!今回初参加であったので雰囲気を楽しめればいいなと思ってましたが、なんとこんな結果を残すことが出来てしまいました。
落としてもおかしくない試合をいくつも運勝ち・択勝ちで拾ってしまったので正直かなりついてました。運の神様が味方してくれていると1次予選の段階で悟ったので、2次予選・決勝リーグもその調子で駆け抜けました^^
オフ参加前から今回の構築は記事にしようと思っており、煮詰め切れていないところもまだまだたくさんあるので概要だけざっくり・・・というつもりでしたが、自分への記念でもあるのでしっかり細部まで記しておこうと思います。
【構築の経緯】
今回構築を組むに当たって最も影響を受けたのがぺラさん(ブログ→Surfacebook)というお方です。シングル厨一週間前に飲みに誘って頂いて、「グロスで結果出します!」と高らかに宣言してしまったので自分の中でなんとしてでもメガ枠はグロスを使おうという思いがありました。ブログの記事もかなり参考にさせていただきました。そこからレートでいろいろな型を試しまくり、試行錯誤の段階ではありましたが自分なりに納得のいく仕上がりになり、シングル厨当日を迎えた感じです。メタグロスとトゲキッス以外は今まで自分の構築記事に載せた型と全く一緒なので簡潔に書かせて頂きます。最近レートに潜って感じていたのは、型バレを気にせずに使い慣れたポケモンをそのまま使うのが一番ということであり、周りのポケモンはまさしく使い慣れたポケモンだらけとなりました。
【個別解説】
NN:カシオメン
メガメタグロス@メタグロスナイト
性格:陽気 特性:クリアボディ→硬い爪
173(140)-172(132)-151(4)-×-111(4)-130(228+) メガ前
173(140)-182(132)-171(4)-×-131(4)-174(228+) メガ後
選出回数 4/17回 選出時勝率100%
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単メガ枠としては申し訳なくなるほどの選出回数の少なさです;;
選出回数が少なくなってしまった原因としては、両ウエポンが鋼タイプに半減されてしまう点にあるかと思います。
身代わり爪研ぎ型としては、思念の頭突き / 地震 の2ウエポンが有名ですが、それを逆手にとって読まれにくい先制技を入れてみようということでこんな技構成となりました。オフで多そうなオニゴーリにSを上げられても、後攻思念から身代わりを破壊してバレパンで本体にダメージを与えられるという考えもありました。しかし自分のブロックでは一度もオニゴーリ入りに当たらず、この技構成が生きた場面はあまりありませんでした。予選で一度だけ地震ではなくバレパンのおかげで勝った試合もありましたが、ギルガルドやヒードランとの対面がやはり目立ち、有効打に乏しく積んでも裏に引かざるを得ないケースが多かったです。ヒードランは地震あれば余裕ですがガルドはそれでも辛いので、グロスを使うならガルド対策必須です。
(思念の頭突きは等倍を取れる範囲が非常に広く、なおかつ思念を受けられる鋼タイプ・悪タイプ(バンギラス・キリキザン等)に地震が刺さりやすいので、技範囲を考えるなら地震一択です)
努力値調整ですが、バレットパンチのおかげでゲンガーと同速勝負を仕掛けなくてもよいケースが多かったので最速ではなく準速メガマンダ抜き抜きにとどめています。これは準速マンダ自体を意識しているというよりも、それらを抜く調整のファイアロー意識です。メタグロスはブレバを半減できるのでアロー側の有効な技はフレドラか鬼火となりますが、Sを削っている個体もよく見られるので先に思念を打つことができます。しかし実際にはバシャーモがアローを処理するケースがほとんどであり、あまり対面することはありませんでした。
またHは接触技がメインウエポンとなるので6n-1に調整。H185まで振って身代わりがスイクンの熱湯耐えの調整もありますが、吠えるを考慮するとスイクンは起点にするべきではないなと感じたこと,また瞬間火力に乏しいと感じたことが多かったためAに回しています。ここの調整はまだまだ検討の余地がある部分。
メタグロスは技範囲を広くしたり積み型にしたりといろいろな型があるので、型を読まれにくいのが大きな強みです。まだまだいろいろな人に開拓してもらいたいポケモンだなと今回使ってみて感じました。特に身代わり爪研ぎ型はクレセを起点に出来るのがとても気持ちいいです。ヘラクレセドランにお悩みの方も多いと思いますがグロスでメタれるのでぜひ使用のご検討を。
決勝リーグにて、思念でガルドを怯ませまくってあり得ない勝利に導いた自覚個体値31ポケモン。正直申し訳ないと思っています。
NN:まもるくん
バシャーモ @きあいのタスキ
性格:意地っ張り 特性:加速
175(156)-183(212+)-91(4)-×-92(12)-116(124)
選出回数 16/17回 選出時勝率 87.5%
・まもる ・おにび
・がんせきふうじ ・フレアドライブ
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3位決定戦のときはニンフィアに鬼火する謎なポケモンでしたが、選出回数からお分かりの通り圧倒的MVPです。選出した16試合全て初手に投げてます。
パーティを考えていた段階でもこのポケモンを投入してからレートがぐーんと上がりました。S10の構築記事でも主人公的扱いで書きましたが、「型バレしたらさすがに使えないだろう」という裏をかいて思い切ってオフでも使ってみました←
今回加えて特筆しておきたいのは、残りHP1でも残しておく価値が充分にあるということです。例えばガルーラマンムー対面などでグロパンを避けられない状況などがありますが、積まれてしまったあとでも死に出しから鬼火を入れて火力を振り出しに戻すことができます。鬼火を見せていなかった場合は不意打ちを打たれやすいですし、すでに鬼火を見せていると逆に不意打ちを打つのを相手が躊躇うので、フレドラが決まりやすく処理することもできます。S10ではフレドラで自己退場する立ち回りが多かったですが、今回は可能であれば裏に引くようにしていました。
また初手に来やすいガルーラゲンガークチートなどの多くのポケモンに有利対面を取れるので、2匹目のポケモンを先に知ることができる展開が非常に多く立ち回りを安定させることができました。
並びに関しては、メタグロスと地面弱点が被ってしまっていますが、逆に相手の地面枠を誘って鬼火を入れることができるのでグロスが多少動きやすくなります。しかし身代わりが地震確定耐えのような調整は流石に出来ずもどかしいです。
勝ちあがるまでトコトン活躍してくれたのに、見せ場の場面で出しゃばらないまもるくん愛してる。
NN:けいびいん
トゲキッス @ゴツゴツメット
性格:図太い 特性:天の恵み
191(244)-×-161(252+)-141(4)-136(4)-101(4)
選出回数 4/17回 選出時勝率 100%
・エアスラッシュ ・はねやすめ
・でんじは ・アンコール
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相手が変なことしないか見守る癒しの警備員。選出回数は少なめですが3位決定戦でほぼ全てをかっさらっていったちゃっかり者。
選出回数が少ないのはどう考えても「ボルトロス」のせいです。サンダーやライボルトの場合はチョッキマンムーの受け出しが比較的安全なので躊躇わず選出できるのですが、ボルトは交換読み草結びor気合い玉をバンバン打ってくるので最近では安全に受け出しが出来なくなってきました。どうしてもボルト入りに選出したい場合は立ち回りを上手く考える必要があります。
また、ゴツメ枠ではありますがガルーラの捨て身×2を受けきれないため、安易に後出しは出来ません。対面からであれば電磁波→羽休め連打orアンコールで勝つことが出来る場合が多いですが、身代わりを張られたり岩雪崩で怯まされたりするケースも少なからずあるので過信は禁物です。
採用してみてびっくりするほど役に立ったのが「アンコール」という技です。例えば、さきほど挙げたボルト対面でよく選択していたのはアンコールです。気合い玉であれば1/4で楽に受けられ、スイクンに引いて熱湯火傷ワンチャンを狙うことなども出来てしまいます。Sが遅いため後攻アンコールとなり、3ターン続く点も意外と有用です。草結びをアンコールすればゴツメダメも稼げるので、相手の交換が想定できます。ただ草結びは命中安定技なのでマンムーバック読みで打たれるのは比較的少ないです。Cの削れたボルトの10万ボルトであれば1回は耐えるため、耐久型と判定できたら思い切って居座りアンコールもアリでしょう。
アンコールように、トゲキッス単体だけではなく裏のポケモンにも立ち回りに影響を与える技、自分の中では横の繋がりを強める技という認識ですが、こうした技は構築を組む上で非常に重要な要素であると今回特に感じました。具体的には鬼火,電磁波,挑発,アンコール,岩石封じ,蜻蛉帰りなどの技が挙げられますが、例としてトゲキッスがアンコールする技とフーディンがアンコールする技の種類は全然違います。どのポケモンにどの技を持たせると裏とのシナジーが良くなるかを考えて構築を組んでいきたいなと思いました。
NN:-273C
マンムー @とつげきチョッキ
性格:意地っ張り 特性:厚い脂肪
185-183(132+)-100-×-104(188)-124(188)
選出回数 14/17回 選出時勝率 85.7%
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いきなり関係ない話題ですが皆さん技配置ってどうやって決めてますか?実用性を考えるならTODを意識した技を左上に,見た目の綺麗さならやはりメインウエポンをタイプ順に配置して・・・といった感じですよね。僕の場合は「地震は左下」みたいな感じで決めています。地震が上の欄にある違和感があるのもそうですが、別のポケモンで同じ技を使ってるのに同じ場所にないと、うっかり押しミス!なんて事もあるからです。伝わっているかと思いますが上の4つの技の並びは実際の配置で書いてます。
さてチョッキマンムーの単体考察記事にも追記しておきましたが、現在自分が使っている努力値配分はこんな感じです。一度相手のノイクンと同速勝負がありました。ここらへんのSは本当にせめぎあいなので、本当ならS127くらいまで振りたい気分です。努力値がカツカツですね。
今回地割れによってナットレイ・ピクシー・スイクンを1匹ずつ奈落の底に突き落とした†地割れマスター†。選出回数も多く裏MVP。ナットレイに至っては1発で当ててしまった瞬間に通信が切れて再戦となりましたが、再戦でも1発で当てて完全再現し笑いました。スイクンに対しても「ここしかない!」という場面で見事当ててくれ窮地を救ってくれました。オフでの運ゲーは周りの観客が湧いて非常に楽しいです^^
前日レートで10回くらい連続で外してましたが今日のために調整してくれてたんだね;;
NN:あてるんジャ
ジャローダ @ラムのみ
性格:臆病 特性:天邪鬼
150-×-115-127(252)-116(4)-181(252+)
選出回数 5/17回 選出時勝率 100%
・リーフストーム ・へびにらみ
・めざめるパワー氷 ・ちょうはつ
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めざパ厳選がダルく前日までずっとH149の妥協個体(これ命の珠に最適なHPじゃね?神ィ!?なおラム)を使っていたのですが、流石に大きな大会くらい厳選し直そうと思って2時間ほど粘った個体。おそらくSを削っていたラムゲッコウガの影打ちを、見事にHP1残して耐え勝利に導きました。厳選し直した効果がハッキリと現れて素直に嬉しかったです。。。
またファイアローが苦手ですが、初手のバシャーモが守るターンにファイアロー後出しを誘い、そのまま岩石封じで処理できるため、意外とファイアローがいても選出が出来ることに最近気付きました。決勝リーグで負けてしまった試合もジャロが刺さっていたのにも関わらずアローにひよって出せなかったので少し後悔しています。
なぜめざ氷?とよく思われるのですが、ボルトロスに対する最高打点かつ最速を確保できるためです。ジャロミラーは今回なかったですが、後出しでの仮想敵であるボルトをリフスト→挑発→めざ氷でしっかり処理できたので正解でした。めざ岩厳選がダルいだなんて全然思っていません。
リフスト1回も外さなかったのもNNのおかげだから運ではない。
NN:みずのこえ
スイクン @たべのこし
性格:図太い 特性:プレッシャー
204(228)-×-167(132+)-109-135-124(148) ※C実数値-1の非理想個体
選出回数 8/17回 選出時勝率75%
・ねっとう ・めいそう
・みがわり ・まもる
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このポケモンに関しては図太い瞑想ノイクンの単体考察記事でがっつり解説しましたのでそちらをご参照ください。S10でも同じ並びで使っていましたが鬼火バシャーモとのシナジーもあります。
熱湯で全然焼かなかったぬるま湯スイクン。選出時勝率が一番低くなってしまった悲しみをバネにこれからも頑張ってくれたまえ。
NNは某先輩のブログ名から拝借(^q^)
個別解説は以上です。
【重いポケモン】
・ヒートロトム
・ウォッシュロトム
・ヒートム
・水ロトム
・Wロトム
・ヒトム
・その他いろいろ(主に水ポケ)
ということで、ロトムげきおもスタンでした。(^^) イッカイシカアタラナカッタ
ロトムいた瞬間におえ・・・ってなりながら選出します。
純粋に改善するならこの点に留意したいですね。笑
あと対戦ログは多すぎるのですみませんが割愛します。別記事で後々書くかも?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回のオフはあめおふ!に参加予定ですので、参加される方はまた宜しくお願いします!