【S13最終2200達成構築】7mm Gabrotom Bullet (最終19位,2202)
【はじめに】
シーズン13お疲れ様でした。途中までデフレデフレと言われていたのに、終盤に一気に高レート勢が増えていく様子がいつにも増して顕著なシーズンだったような気がします。
今期は最終19位(2202)と、順位としては自己最高を更新することができ、5シーズン振りに2200に到達することができました。また2ROM目の順位も30位を記録でき、構築のポテンシャルの高さを自分自身でも感じることが出来ました。
さて、そんな今回の構築名は...
7mm Gabrotom Bullet (ナナミリガブロトムバレット)
きゃ...かっこいい...(><)♡
お分かりの通り人気ロックバンド「9mm Parabellum Bullet」をいじったものとなっています。いつか誰かが構築名のネタに使いそうだったので、我先にという思いで付けました。(誰も使わない)
アジカンを元ネタにしたSUIKUN MUNG-FU JAROZARDON 以来のバンド名シリーズ第2弾なので、わたくしライカは非常に気に入ってます(^^)♪
使用した6匹はこちら↓
堂々と左上にガブリアスを置くのがライカ流(^^)マンダはメガ枠と推定しやすいですが、バシャとハッサムは相手視点でどう見えたかなーと気になっています。
構築名は
7:バシャーモ
mm:マンムーマンダの略マンマン
Gabrotom:そのままガブリアスとロトム
Bullet:バレットパンチが象徴的なハッサム
を表しています。7がバシャーモなのはなぜって??(^q^
【構築経緯・全体解説】
前回の構築記事のメガボーマンダ軸から改善を図っていくことからスタート。がむしゃらにレートに潜りまくって相性のいい並びをひたすら探していきました。そこでマンダ軸のパーティで比較的よく見るハッサムを使ってみたところ、マンダとの相性補完もさることながら鉢巻バレットパンチで無振りガブリアスを2発で落とせる火力に惚れてしまいました。
ということは剣舞バトンすれば1発で飛ばせる?という安易な発想からメガバシャーモを続けて採用。バシャとマンダの2メガは対応範囲を考えると非常に相性が良いことで有名です。(ここまではやってみたかっただけという感が強く、強い並びを作ろうという感覚はまだ薄かったと思います。)
バシャーモ&ボーマンダはどちらも化身ボルトロスが天敵なので、一般的なボルト対策としてマンムーを採用。この採用がこの構築のコンセプトを色付けるきっかけとなりました。
何気なく回してみたところ、バシャーモによる加速剣舞バトン先としてのマンムーが現環境にあまりにも刺さっていることに気が付きました。最も分かりやすい例は、前期上位で多くの人が結果を残した「ガルクレセサザン」の並び(通称バンビーパ)や、HDファイアローの増加です。前者は基本的にバシャーモをクレセリアで見ていると思いますが、毒々冷凍ビーム採用が多いためバシャーモの処理に時間がかかります。そこでそのクレセリアを剣の舞の起点とし、マンムーにバトンしてしまえばそのまま3タテコースとなる試合が数多くありました。マンムーは連続技・先制技持ち,優秀な攻撃範囲,先制電磁波無効という点で多くの相手を縛ることが出来るため、結果的にハッサムへのバトンはほとんどなくマンムーにばかりバトンしていました。また後者のHDアローの増加(=アタッカーアローの減少)もバシャーモのバトンギミックにとっては追い風でした。またギミックがバレてさえいなければ対面厨パ(ガルガブゲンバシャボルトスイクン)にも通用します。
採用経緯に戻りますが、バトン先マンムーの全抜きサポート&ボーマンダの抜き性能向上を図るためのステロ要員として、S12で考案し愛用していた耐久振りのガブリアスを採用。型が多いため読まれにくく、種族値の高さとそのバランスから好みの調整にしやすいのが特徴です。また死に出しバシャの前にHDアローを流しておくことが出来ます。
最後にここまでで重いマリルリや(アタッカーの)ファイアロー,相手のマンダマンムーに対応してもらう枠としてウォッシュロトムを採用。基本的にはボーマンダとの同時選出を想定し、型もこれまでに採用したポケモンとシナジーが良くなるように工夫しました。詳しくは個別解説にて。
以上より、基本選出の1つ目はガブリアス+メガバシャーモ+マンムーのバトンギミック、基本選出の2つ目はガブリアス+メガボーマンダ+ロトムとなります。ハッサムはオニゴーリ入り等の害悪パーティによく選出していましたが、選出率は高くありません。
【個別解説】
ガブリアス@ヤチェの実
特性:鮫肌
性格:陽気
努力値:H188 A4 B76 D180 S60
実数値:207-151-125-×-128-143
・がんせきふうじ ・どくどく
・じしん ・ステルスロック
解説
今回の構築でみんなが一番気になっていたであろう(?)、地雷調整のガブリアスです。自分以外に誰も使ってないと断言できます。
調整意図としては、初手に来やすい多くのポケモン(主にガルーラ)との対面から高確率でステロ+αの仕事をするというものです。フーディン軸を模索し続けてひたすら低迷していた前シーズンの唯一の産物であり、それ以来ステロ要員としての安心感にはまってしまったので今期も使いました。
調整は組み込むパーティによって変わってくると思いますが、今回のパーティでは素早さを準速90族(メガ前ガルーラ)抜きに設定しました。ガブ=最速という固定概念が強いので自分もずっと最速のステロ撒きを使っていましたが、思い切って素早さを削ったところ思いのほか対応範囲が広がりました。
以下ダメージ計算を載せますが、氷技で凍る確率,岩石封じから入らなければならない命中不安,秘密の力で麻痺になる確率などを全て考慮した行動確率はかなり厄介な計算になるので単体考察記事にしてもいいくらいです。今回はシンプルに命中率と急所考慮時の瀕死率のみ載せます。使用感はなんとなく想像して下さい。笑
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A194メガガルーラの秘密の力2回:29.91%
A177メガガルーラの冷凍パンチ:11.19%
A194メガガルーラの冷凍パンチ:12.80%
A177メガガルーラの地震2回:6.54%
C155ゲッコウガの冷凍ビーム:1.95%
C155珠ゲッコウガの冷凍ビーム:6.25%
A147C124珠ゲッコウガの冷凍ビーム+水手裏剣:23.23%
A182ガブリアスの逆鱗:70.70%
A200ガブリアスの地震2回:23.44%
A112力持ちマリルリのじゃれつく:21.45%
C178バシャーモのめざめるパワー氷2回:59.83%
C182ゲンガーの凍える風2回:19.37%
C222メガゲンガーの鬼火+祟り目:6.25%
C178ニンフィアのスキンハイパーボイス:35.55%
C177珠ボルトロスのめざめるパワー氷:0%
C146ボルトロスのめざめるパワー氷2回:8.54%
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こんな感じです。HBDの振り分けは、ダウンロード対策をしつつ上記の仮想的に対してなるべく瀕死率を下げられるように調整したものになります。H215まで振ってBDを削るよりもH207にした方が良い乱数で耐えるようになりました。ダメ計から分かる通り、いろんなポケモンと対峙しても2ターン動くことが出来る確率が大きいです。そのため普段よく絡む身内同士では信用可能ガブリアスと呼んでいます。
なお型がばれるとメガガルーラが猫騙しから入ってきたり、ゲッコウガが熱湯から入ってきたりして信用不能になります。やめて下さい(^^;
絶対に対面したくないメジャーなポケモンとして、眼鏡ニンフィア,サーナイト,ジャローダ,陽気マンムー,身代わり持ちメガボーマンダ,ラムガブリアスあたりを挙げておきます。基本的にはどのパーティにも初手で安定する場合がほとんどです。
なお、このままパクっても強い保障はしません(笑)あくまで自分のパーティ用に考えた調整です。ステロ要員を組み込みたいけど気合の襷を使うポケモンが同居している場合などは採用価値があるかもしれません。
バシャーモ@バシャーモナイト
特性:加速→加速
性格:腕白
努力値:H252 A4 B204 D44 S4
メガ前実数値:187-141-127-×-96-101
メガ後実数値:187-181-138-×-106-121
・まもる ・つるぎのまい
・けたぐり ・バトンタッチ
解説
mm Gabrotom Bullet の頭文字担当(^^
剣舞バトンギミックもさることながら、1ウエポンに「蹴手繰り」を採用していることは非常に今回の注目点だと思います。まず1ウエポンに炎技or格闘技どちらを採用すべきか悩むところですが、バトン先の受け出しがきかず確実に処理しておきたいガルーラ,吠えるを考慮しなるべく対面で処理したいスイクンを考慮して格闘技としました。(炎技でも回してみましたが今回の構築では確実に格闘技が合っていました)
バトンバシャの格闘技にABダウンの反動効果のある馬鹿力はシナジーが悪いので当然不採用,普通なら飛び膝蹴りとするところですが、あまりにも膝外しで負ける試合が続いたので命中安定技が欲しくなり、蹴手繰りに可能性を感じて考察してみました。するとあくまで「腕白メガバシャーモであるならば」という条件付きですが、誘うポケモンで確定数が変わる相手が少ないと感じたので悪くないと思い採用しました。例えば図太いHBスイクンに対してステロ+剣舞飛び膝でも結局落とせません。またガルーラに対しては蹴手繰りでもしっかりと落とせます。蹴手繰りにした弊害が現れるのは主にロトム,ガブリアス,クチートあたりです。
ガルーラ対面、オニゴーリ対面等で格闘技を外さない安心感はヤミツキになります。
実際に跳び膝から蹴手繰りに変更後レートが上がりやすくなったので、「なるべくパーティ全体で命中不安技をなくす」という教訓を学んだような気がしました。
参考ダメ計
HBぶっぱのスイクンに対する A↑2蹴手繰り(威力100):112~133(54.1%~64.2%)
HBぶっぱのスイクンに対する A↑2飛び膝蹴り:145~172(70%~83%)
B120メガガルーラに対する蹴手繰り(威力100):170~204※岩石封じが入っている前提ならほぼ倒せます
参考被ダメ計
A194メガガルーラの地震:158~188(急所考慮の瀕死率12.25%)
A200ガブリアスの地震:164~194(同じく29.69%)
A200鉢巻ガブリアスの逆鱗:147~174(同じく6.25%)
C↓2の眼鏡サザンドラの流星群:102~120
なお、なんとなく努力値の余りを振っているように見えるS4振りですが、非常に重要なS調整となっています。
岩石封じでSが1段階下がった状態の準速メガガルーラは、素早さが100となっているからです。準速以下かどうかの見極めは先発のガブリアスがしてくれます。ガブリアスが先手を取って岩石封じをガルーラに当てた場合は、守ることなく蹴手繰りを打つことが出来ます。普段対面バシャーモに1ターン目だけ突っ張るガルーラ使いはいつもの癖なのかSが下がっている状態を忘れて居座ってきたり、バトンギミックを知っていて裏に引けなかったりなどの理由で悩んだ挙句突っ張る人も多いです。あえてガブリアスのSを落とすことでガルーラのS判定材料にするという点はなかなか個人的には良い発想だと思っています。
ちなみにダメ計の通り、先発をバシャーモにした場合でも普通に守らずに蹴手繰りを打つことがあります。よく捨て身タックル等を打たれるので1ターンで簡単に処理できます。また数は減らしましたが身代わり持ちガルーラにも択にならず強く立ち回ることができるという点で、バトンに限らずもっと腕白メガバシャーモが流行ってもいいのではと使っていて思いました。
最近ではツイキャス配信やニコ生放送をする人が増えてきて一瞬で型バレしていく時代となりましたが、バシャーモヘラクロス対面でギルガルドに後出しされた時は発狂しました;;
マンムー@ラムの実
特性:厚い脂肪
性格:意地っ張り
努力値:H4 A196 B60 D92 S156
実数値:186-192-108-×-92-120
解説
1加速でメガ前ゲンガーと最速ボルトロスを抜くためにS実数値は120としました。ゲンガーを確実に抜いておかないと道連れで全抜きを阻止されるためです。ボルトロスは威張る持ちも多いので、ラムを消費してしまったあとに対面した場合はなるべく氷の礫を選択して先手を取りたいのでこのようなSラインとなりました。
仮に1加速バトン後にメタモンにコピーされても安全に処理が出来ます。S実数値121のメガバシャーモが守るを挟むことで丁度1だけSが上回るためです。ボルトロスとメタモンは同居している場合も多いのでバトン後のコピーが怖い気がしますが、立ち回りに気を付けさえすれば比較的安心して選出することが出来ます。これは実際に回している最中で気が付きましたが、ガブ→バシャ→マンムーのSライン調整はパズルを組み上げたかのようにピシッとはまったので本当に気持ちが良いです。
耐久調整は、ガルーラの猫騙し&不意打ちやクレセリアのサイコキネシス等を意識しています。なるべくAを確保しつつ全抜きに必要なギリギリの耐久ラインに設定したつもりです。
参考ダメ計
HBぶっぱのクレセリアに対するA↑2はたき落とす:164~194(72.2%~85.4%)
※持ち物あり状態。持ち物なしでも月の光による回復は間に合わないので問題ありません。A↑4なら確定1発
H184B132化身ボルトロスに対するA↑2氷の礫:134~158(72.8%~85.8%)
※ステロ込みで突破率88.28%。ラムが残っているなら氷柱でいいです
HBぶっぱのスイクンに対するA↑2地震:118~141(57%~68.1%)
※A↑2地震2回か、ステロ+A↑2地震+蹴手繰りで落としましょう
参考被ダメ計
C無振りクレセリアのサイコキネシス:52~63
A177メガガルーラの猫騙し:55~67
A194メガガルーラの猫騙し:61~73
A177メガガルーラの不意打ち:74~88
A194メガガルーラの不意打ち:83~97
※サイキネ(or冷ビ),猫,不意から2種類のダメージを受けることが多いです。クレセに叩く際のゴツメダメージを含めてギリギリ耐えるラインです。
なおラス1メガガルーラという状況まで追い込めば死に出しバシャで対面から勝てるため、身代わりを張られないように礫でHPを削っておけば問題ありません。
A200鉢巻ガブリアスの地震:157~186(最高乱数で落ちる)
※鉢巻地震耐えにしたつもりがあまりにも努力値がシビアだったのでH1削ってしまいました...バトン際意識ですがこのような場面は頻繁にはありません。
ボーマンダ@ボーマンダナイト
特性:いかく→スカイスキン
性格:いじっぱり
努力値:H116 A132 B4 D4 S252
メガ前実数値:185-189-101-×-101-152
メガ後実数値:185-200-151-×-111-172
・やつあたり ・はねやすめ
・みがわり ・りゅうのまい
解説
自分が最も信頼を置いているメガ枠です。いつも使っているメガマンダを恩返し→八つ当たりに変更しました。パーティに草ポケモンがいないためレパルガッサメタモンをよく選出されますが、威嚇込みでガッサの気合パンチを身代わりが確定で耐えるため、このマンダは積極的に選出していきます。メタモン対策にやはり手を抜かずに八つ当たりにするべきだと感じました。
(調整は全く変えていませんが、メガ後のA実数値をずっと199と誤表記したまま使い回していたため、これまでの記事を全て修正してきました、すみません。よくこのマンダの調整を参考にしてくれる人を聞きますが、ちらっとブログを覗きに行ったらA199の誤表記のままコピペされていたのもあったので、各々確認して下さい。)
さて、よくメガボーマンダに地震を搭載する型も見ますが、自分としてはマンダが一番ポテンシャルを発揮できるのはこの4つの技構成と感じています。地震が欲しい場面も無くはないですが、今回の構築ではガブとマンムーが地震を持っていること、バシャーモが岩や鋼タイプを牽制してくれることを理由にメガボーマンダに無理に地震を持たせる必要性は感じませんでした。
軸となるメガ枠のポテンシャルを落とすことは構築全体としての欠陥です。(有名強者のセリフを言いたかっただけ)
現環境ではメガマンダの対策枠としてボルトロスやクレセ,ロトム系統が入れられていることがほとんどであり、クレセやロトム対面で状態異常技を打つか打たないかの択に持ち込める身代わりは相当強いです。レート上位になるほど人口が少なくなるため再戦が多くなる(=お互い型がバレている)ことも多いですが、そのような状況でも有利な択に持ち込める型です。
またロトムやマンムーなどの裏のポケモンに引く際に状態異常技を入れられるのも厄介ですが、同様の理由で牽制できます。
身代わり羽休めは取り巻きによる状態異常とセットで使うとなお強く、八つ当たり圏内まで時間を稼ぐ立ち回りも出来ます。羽休めをするときは実質ドラゴン単タイプとなるので耐性が優秀です。
今後もなるべくなら地震を取り入れなくて済む構築に仕上げたいと思いました。
ウォッシュロトム@食べ残し
特性:浮遊
性格:穏やか
努力値:H164 B92 C4 D100 S148
実数値:146-×-139-126-154-125
・ほうでん ・おにび
・みがわり ・あやしいひかり
解説
ボーマンダを出す時はほぼ同時選出する相棒。すでにかなりの知名度になっていると思いますが、いわゆる魔界ロトムと言われる型です。
マンダ軸ミラーあるあるだと個人的に勝手に思っているのですが、「お互いウォッシュロトムが重い」という状況が度々ありました。そのためウォッシュロトムミラーになりやすいです。そこでお互い鬼火を打ち合う際に身代わりがあればな・・・と感じていたため身代わりを搭載しました。また相手のボーマンダに対しては空元気警戒のため鬼火よりも麻痺を入れたいです。しかし電磁波だと前述のように身代わり択が発生してしまうため、比較的安定した択を取れるように放電を採用しました。ここまでくると技構成がもはや魔界ロトムなので、それならばという意味もこめて最後に怪しい光を採用。やはりしっかりと考えられた型だけあって各技・持ち物とのシナジーが凄まじく、驚きの使い勝手の良さでした。
魔界ロトムは竜舞マンダと非常に相性が良く、起点作りに適しています。ガブやマリルリなどマンダが対面で舞うことが苦しいポケモンに鬼火を入れたり、放電麻痺や怪しい光による混乱を利用してマンダで身代わりを連打するなどいろいろな起点の作り方が出来ます。「マンダで舞えば勝ち」という構築もそこそこあるので、いかにこのロトムでどのポケモンに対し負担をかけるかを見極めることがポイントとなります。
なお本家の調整では臆病最速となっていますが、ガブリアスの岩石封じによるサポートやバトンギミックの利用も可能なため、Sは最速バンギラス抜きにとどめて耐久に回しています。ただSに振る利点も大きいと思うのでここの調整はパーティ次第です。身代わりはもちろん怪しい光も先攻後攻で大きく使い勝手が変わります。後攻怪しい光は裏に引かれてしまったら打ったアドが全く取れません。
またHの調整は食べ残しの最大回復量を確保しつつ身代わりの張れる効率を最大限高めました。耐久自体は下がってしまうのでD方面に大きく割いています。しかし身代わりがC無振りクレセリアのサイコキネシスで乱数50%で割れるので、もう少しHBDの調整は練りたいところです。特にHはなぜか偶数になったまま回していたので、気になる人は奇数調整すると良いです。
ポリゴン2の相手をしなければならない場面も多く、ダウンロード対策は必須レベルと感じています。Cを上げさせないことももちろんですが、Aが上がれば自傷ダメージも多く稼ぐことができ、処理スピードを高めることに繋がります。
ハッサム@拘り鉢巻
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
努力値:H236 A252 B20
実数値:175-200-123-×-100-85
・バレットパンチ ・とんぼがえり
・でんこうせっか ・はたきおとす
解説
ボックスに眠っていた個体をそのまま突っ込んだだけなので調整は適当です。
最初のうちはマンダ&ロトムと同時選出してサイクルのクッション役をしてくれていましたが、終盤に近付くにつれてバレットパンチか電光石火を連打する機械と化しました。
バレットパンチはオニゴーリやクレッフィ,ピクシーと言った害悪系統に強いので害悪パにはほぼ必ず出しました。しかし拘っている関係上、オニゴーリに対して下から叩き落とす→先制バレットパンチが出来ず、本当に対策しきれているとは言えない状況でした。
電光石火の採用はロトム系統に対して。体重が軽すぎてバシャの蹴手繰りが威力20しか入らない憎しみを込めて電光石火を押しましょう。急所に当たるはずです。
鋼枠としてドラゴン&フェアリーの一貫を切る重要なポジションですが、要検討枠と言ったところです。
個別解説は以上となります。
【選出・立ち回り】
ガルクレセ系統の構築にはほとんどこれで勝っていました。またバシャーモと止める手段が化身ボルトロスの先制電磁波に頼っている構築にもこの選出でイージーウィン出来ます。しかし挑発持ちのボルトロスも少なからずいるので注意です。
また対面厨パにはバトン後のマンムーにダメージを与えられるポケモンがスイクンかガルーラくらいしかいません。良く初手に襷バシャーモを投げられますが、ガブで襷ラインまで削る→こちらのメガバシャが跳び膝を2回耐えるため剣舞バトン→マンムーの礫で処理 と展開できます。ギミックを知らない相手には比較的良い勝率で勝てました。
バシャーモ軸が辛いマンダやギャラドス,ランドロス(威嚇を入れられるため全抜き出来なくなる),サーナイト,マリルリ,アロー等がいる時の主な選出。
一見ガブリアスとメガボーマンダの4倍弱点が被っており相性が良くないように感じますが、逆にいえばガブリアスがガルーラ等の氷技の有無を確認してくれるためボーマンダが事故死することがありません。陽気ガルーラに冷凍パンチを打たれた場合は鮫肌2回+岩石封じ→ステロのあと死に出しマンダ、上から八つ当たりで縛れます。ガルガブ対面岩石封じも悪くないなと思う瞬間です。
一度メガシンカさえしてしまえば初速が上回るのでいったん引くことも可能です。ガブ対面でガルーラが引いてしまいスイクンなどが出てきても、死に出しマンダでメガ身代わりしてからロトムに引けば問題ありません。
ガブかロトムの枠をマンムーにして選出することもあります。
メガバシャーモなのにクチートに打点がない構築のため、このようなメガなし選出をせざるを得ないこともあります。ロトムで有利対面を作れないと半壊するので要改善といったところです。
基本選出②とメンツは一緒ですが先発が違います。純正受けループではマンダに対してエアームドを投げられますが、身代わりがアイアンヘッドを確定耐えするので積み起点に出来ます。当然エアームド側も鉄壁を積みに来ますが、こちらが竜舞を4回積むことで急所に当てれば頑丈発動まで持っていけます。相手の立ち回りによってはこの時点で勝ちです。
急所に当てることが出来ずTODによってターン数が足りなくなる場合は、最後の1つ前のターンにロトムを投げます。交換際にアイヘや羽休めを打たれた場合は素直に放電、毒々を打たれた場合は鬼火を打って後出しのラッキーのHPを削れば、HP割合で勝てると思います。(実際にこのパターンになったことがないのでちょっと怪しい)
またラスト2ターン前に投げて放電+怪しい光でこちらに有利な確率でHP勝負に挑む方法もあります。
最後の枠にガブリアスを置いているのは一番HPが高いためです。
ガブでステロを撒いておいてメタモンの襷を削ったり、ボルトロスの相手をしたりします。Sがオニゴーリに負けているのが玉にキズです。
ロトムは氷の息吹採用のオニゴーリや身代わりを持っていないゴツメクレッフィ,身代わりを残していれば変身できないメタモンにも強いので害悪パーティには必ず出します。クレッフィのイカサマで身代わりが壊れないように、Aの実数値は低めに粘るべきでしょう。
ハッサムは個別解説でも述べたとおりですが、リザードン入りの害悪パも多く、相手のメンツによってやはりこちらの選出も柔軟に変化させるべきではあります。
バトンが決まれば全抜き出来そうだけどマリルリがきたらやばい・・・みたいな時の保険的な選出です。一応魔界ロトムに加速バトンするのもそれなりに強いので、ロトムが刺さっているなと思ったらこのような選出もしました。
他にも選出パターンはありますが、大方上記のどれかに当てはまると思います。
【おわりに】
見返してみるとガブリアスの選出率がかなり高いですね!オリジナルの型を活躍させて2200まで到達できたのは本当に嬉しいです。シーズン終盤に研究室の教授から課せられられた修論ドラフト提出をサボった甲斐がありました...そして今もなおポケモンブログを優先して書くあたり立ち回りやばめです^^;
書きたいことが多かったので長文になってしまいましたが、とにかく回せば回すほど構築の理解が深まって新たな発見に気付くなあと実感したシーズンでした。来シーズンはどれだけ潜れるのか分かりませんが、夢三鳥が解禁されるということでまた環境が変わっていったら面白いですね!
ではまた来シーズン、レートやオフでお会いしましょう(^^)/
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